カッティングの技術について、前回説明しましたが、今回はカッティング動作時にどのように力を入れているのかを解説します。
脚の開き具合で、足の接地部位が変わる
上の2つのカッティング動作では、足の開き具合(股関節の外転角度)が異なりますが、これによって重心と足部の接地位置の関係が変化して、側方へ加わる力が変化してきます。(左が側方への力が強い=角度のついたカッティングが可能)
動きと足部の接地位置
脚の開き具合(股関節の外転)によって、足部の接地のしやすさが変わってきますが、股関節や足関節の力の方向によっても足部への力の加わり方は変化します。
股関節の動きと関係
足関節の動きと関係
足部の力の入れ方
足部の接地の変化は、足の形態とも関係があります。
足の形態と力の関係
足部が回内 = 脛骨筋群が弱い 腓骨筋群が強い
足部が回外 = 脛骨筋群が強い 腓骨筋群が弱い
カッティングの動作(股関節と足関節の使い方)を分析することで、どのようなパターンで行なっているかを観察し、足部の接地部分を検証することによって足の筋肉の関係や身体の使い方を知ることができます。
捻挫や靭帯損傷の既往も含めて、選手のクセを掴むことによって、動作をどのパターンに変化させていくことが望ましいのかを考えていくことが重要です。
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