私たちの脳は無意識に様々な処理を行っています。
例えば、
なぜ、感知に違いが生じるのか?
基準が異なることによって、感知(いわゆる身体のセンサーの精度)に違いが生じます。
ヒトの身体には触覚や痛覚、温度、振動など様々な刺激を受け取るセンサーが体中に存在しています。それぞれのセンサーは、身体の各部位によってその数が異なります。
重さというものを感じるためには、感覚のセンサーが十分に働く必要があるのですが、このセンサーは筋肉が働きすぎると働きが悪くなる特徴があります(運動の神経が働きすぎると、感覚の神経が抑制を受け、十分に感知できなくなる)。
そのため、感覚のセンサーを働きよくさせるためには、2つの方法があり
感覚センサーを鍛える方法
・錘を軽くして、筋肉の活動を極力減らすようにする
・錘が軽く感じるように筋力を鍛えて、絶対的な出力を減らすようにする
つまり、
そもそもの錘を減らすか、筋肉を鍛えて重量物自体を軽く感じるように対応する
方法の2種類があるということです。
長期的に考えて、どちらが良いかはわかりません。
これは、野球で例えると、バッドを短く持ってコンパクトなスイングでホームランを狙う方法か、ウエイトトレーニングで身体を極限まで大きくして力技でホームランを打つ方法か、を考えるようなものです。
実際の運動のほとんどが無意識の脳処理です。身体を大きくすると、無意識の身体の処理が実際の課題をこなすために適応するまでに時間がかかるのは当然のことです。
実際に、ダルビッシュ投手が肘を怪我して、身体を大きくして、投球が安定するまでに2−3年はかかると発言しています。
自分の身体をどの程度感度良く仕上げていくかは、考える必要がありそうです。
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