1日に1度あなたが恐れていることをやりなさい
エレノア・ルーズベルト
これからの時代に必要なスキルと、今の時代に必要なスキルは異なります。
今後、必要になってくるスキルについては、どこかで話して行きますが、取り急ぎ今の時代に身につけておくべきスキルを考えてみたいと思います。
あくまで個人的な意見ですが・・・
読解力(読書量)
どの分野でも言えることですが、全ての学問の基本は過去に積み上げられた知識の上に成り立っています。昨今では、動画や画像によって簡潔にわかりやすく情報が流れてきますが、情報の質と記憶の定着度から言うと、圧倒的に書物が優れています。
読書量は、知識量を反映する
読書量が多いほど、学力が高い:ベネッセHP
https://resemom.jp/article/2018/10/26/47413.html
読書の重要性については、今更言うことでもありませんが、
最も重要なことは、きちんと文字を読めると言うことです。実は驚くほどに現代の日本人は文章が理解できていません。
文章を正しく理解できない人がAIに負ける理由:東洋経済オンライン 引用
https://toyokeizai.net/articles/-/306709
リーディングスキルテストという読解力を図るテストがあります。
その一例が下記のような内容です。
真核細胞の呼吸の材料となる有機物は主にグルコースで、細胞に取り込まれると、ミトコンドリアの酵素などによって分解反応が進み、無機物に分解される。
この文脈において、以下の文中の空欄に当てはまる最も適当なものを選択肢のうちから1つ選びなさい。・( )は細胞内で分解される。
①ミトコンドリア ②グルコース ③真核細胞 ④無機物
正解は②
基本的な、主語と述語の関係を読み取る文章ですが、このような文章の理解ができずにコミュニケーションが上手くいかず、相手の意図を読み取れないケースが散見されます。
多くの学問のベースは、論理的な文章から構成されているので、読書を含めて日本語の理解力は学習には欠かせない要素なのです。
数学的思考
多くの人は、感情的に物を語る傾向にあります。感覚的に物を考えて、行動する仕事であれば問題はありませんが、多くの仕事は結果が求めれれます。
結果を示す時に、数字で物を語る習慣があるかどうかで、説得力が違います。
習慣的に数値に触れることで、データを扱うことができると仕事も含めて応用の幅が広がります。
アスリートであれば、自分の記録を客観的に持っておくと、目標の設定が明確になります。数値は現実を突きつけるので、避けて通る選手も少なくないですが、自分を客観的に見つめて、挑戦を続けるためには、必要な要素です。
選手が指導者になった際に、自分のデータと照らし合わせて、経験談だけでなく根拠を持って語るためにも、身につけておきたいスキルです。
ITスキル
インターネットやコンピュータ、様々な情報機器を扱える能力は現代では必須のスキルになっています。
情報収集や選手の管理においても、ネットを活用して効率よく、コンディショニングを調整し、効果的な練習を組むためにも有用な手段です。
情報のアップデートが激しい時代なので、今使っているソフトやアプリケーションが、時代ととももに変化していきます。
効果的な情報を常に取り入れて、知識とスキルをアップデートしていくことが必要です。
なぜ学ばないのか?
学ばないのは、身体が拒否反応を示すからです。ヒトは常に心地よい刺激を好むため、新しい情報は基本的に受け入れないようにできています。
上記のスキルを身につけようとした時に・・
読解力のベースは国語ですし、データ分析は数学や物理的な素養が必要です。また、ITスキルに関しては、新しい情報を仕入れるためには、英語などの語学力が必要ですし、情報の真偽を奮いにかけて取捨選択するには、教養が必要です。知識は常に積み重ねなので、土台ができていないと新しい情報に拒否反応を示します。
学生時代に、基本的な勉強を疎かにしていた場合に、後悔するのは大人になってからです。
しかしながら、大人になってからでも、勉強を始めるのは遅くありません。
いつの時代も、人生において今日が一番若い日であることを考えてあらゆるスキルをアップデートしたいものです。
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